金融ビッグバン

 1996年橋本内閣は金融ビッグバンと呼ばれる金融制度改革を行いました。
この金融ビッグバンは2001年には東京市場をニューヨークやロンドンのような国際市場にすることを目的に行われた改革です。
1986年にイギリスでサッチャー首相によって英国証券取引所で行われた証券制度改革もビッグバンと呼ばれ、これと区別するために日本版ビッグバンとも呼ばれているようです。
 金融ビッグバンは金融市場の規制を緩和または撤廃して、金融市場の活性化や証券業界の国際化をはかろうというものです。
例えば為替法を改正して外国為替業務の自由化を図りました。
これにより一般企業も外貨を自由に取引できるようになり、個人でも外貨預金が自由に持てるようになりました。
また銀行業務と証券業務の規制緩和が進められ、銀行は証券業務に、証券会社は銀行業務に参入できるようになり始めています。
また保険業界でも生命保険と損害保険の業務相互乗り入れが始まっているようです。
 この金融ビッグバンに伴い、企業の資金調達法が銀行などからの借り入れなどの間接金融から、株式や社債の発行による直接金融へ変わりつつあります。
規制緩和により、個人の資産の運用も預金などから投資や株などの商品に移ってきました。
 金融ビッグバンには3つのキーワードがあります。
フリー(自由)フェア(公正)グローバル(国際化)です。
この3つのコンセプトを実現できるかどうかは、取引する一人一人のモラルにかかっていると言えるでしょう。
経済は信用の上に成り立っているのです。